アルパカ三銃士

〜アルパカに酔いしれる獣たちへ捧げる〜

GPT-3.5 を使った AI コンシェルジュの開発秘話を YAPC::Kyoto 2023 Reject Con で話してきました / YAPC::Kyoto 2023 の感想

YAPC::Kyoto 2023 めっちゃ最高でした。オフラインカンファレンスはやっぱり参加すると楽しいー!

YAPC::Kyoto 2023 Reject Con

YAPC::Kyoto 2023 は個人スポンサーとして参加しました。ついでに最近やっていることを話したいなと思い応募したのですが落選してしまいました。しかし、スタッフの素敵な心遣いで前日祭の Reject Con で話せることになりました。以下は当日私が話したことの要約です。

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M1 Mac を購入して arm64 縛りでインストールしたもの (更新中)

基本的に郷に入れば郷に従いたいので arm64 のバイナリを扱うようにする。homebrew はここに従って arm64 版のみインストールした。

インストールしたバイナリが arm64 かどうかを確認するために下記のコマンドを使う。

$ lipo -archs $(which command)
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円滑に事を進められるコミュニケーションって

メモっておくかーってという気分になったので書いている。

私は会社でアプリの新機能を開発したり、バグの修正を行っている。いわゆるエンジニアという職種で働いている。

新卒として入社した頃は「エンジニアって設計してコードを書くのが仕事でしょ」という考えを持っていたが、ミーティングや立ち話だったり、チャット上で色んな人とコミュニケーションを行うことが多いなと思った。

当時の私にはコミュ力の高いメンター*1がいて、その人のコミュニケーションの取り方が勉強になった。

*1:とても尊敬しているベテランのエンジニア。今でも相談することがある。

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中国企業からスカウト PR が届いた

あ…ありのまま今日、起こった事を話すぜ!

「おれは プルリクエストが送られてきたと思ったら いつのまにかスカウトメッセージを読んでいた」な… 何を言っているのか わからねーと思うが、おれも 何をされたのか わからなかった…頭がどうにかなりそうだった… Linkdinだとかスカウトメールだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…


私の GitHub repository に中国企業からスカウト Pull Request が届いた。

github.com

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中国企業から届いたスカウトPRの図

送り主の contribution を見ると 1 日で 700 件以上(8/31 21:43 現在)の contribute に成功してる。

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gRPC Application のエラー設計

Web アプリケーションで error code, error message を返したくなる時があるはずです。HTTP JSON API とかでたまに見るのは status code が 200 なのに error が返ってくるものです。gRPC ではどうすれば良いのでしょうか。基本をおさらいしつつ浅く考えてみます。

Status Code

成功すると response と status code OK が返ってきます。

何かしらのエラーが発生すると OK 以外のエラー status code が返ってきます。statuscodes.md にも記載されてますが、これらのコードは必ずしも server から返るわけではなく、client 自身が返す場合もあります。

基本的には gRPC アプリケーションで発生したエラーによって status code を変更するような設計にするかと思います。しかし、時には gRPC server (low level) で発生したエラーとアプリケーションのロジックで発生したエラーを分けたい & client にそのエラーの詳細を伝えたいといった事があるかと思います。そのような時は Richer error model を採用しましょう。

Error Details

Google では開発に使用しているエラーモデルが存在します。このモデルに記述されている details がどんなエラーが発生していたのかを詳しく表現できるようなフィールドになってます。Google では一般的なエラーのニーズ(リトライ情報、不正なパラメータの情報など)をカバーできるように proto が定義されてます。これらのような proto を details のフィールドへ格納することで表現することができます。

gRPC ではこのモデルに沿ってエラーを返せるようになってます。エラー詳細は response に付属される metadata 内に details というキーに対して格納されて返ってきます。

  • エラーコード
    • status code
  • エラーメッセージ (ライブラリの実装に依存するとのこと)
    • Go や Nodejs では error として手に入る
    • Go (server) -> PHP (client) だと details に string として含まれて手に入る
      • 例: {"metadata":{},"code":5,"details":"sql: no rows in result set"}
  • エラー詳細: gRPC の response に付属される metadata に details というキーに対して格納されて返ってくる

もちろん Google が定義した proto メッセージではなく、自前で proto を定義するのもありでしょう。

まとめ

  • gRPC では OK 以外はエラーとして扱うことを推奨されてる
  • エラー詳細は response の metadata を使う。details というキーに対して格納していく。

お試し

gRPC の server, client の挙動の確認ができる testing-grpc というものを作りました。このプロジェクトは grpc/grpc-go を使って開発されてますが、他の言語で(例えば PHP)実装された gRPC server, client にも同様の知識を応用できるのではないかと考えてます。

(もし宜しければ github star をお待ちしてます)

github.com

asciicast

xcode をインストールしてない macOS で lldb を使うまで

mac を開発端末にしたいけど xcode をインストールしたくないという場合、xcode を appstore からインストールするのではなく、command line tools のみをインストールする必要がある。

インストールするために xcode-select -- install を実行する。これをやることで mac 上で homebrew が使えるようになったりする。

私の環境には homebrew 経由でインストールした lldb (/usr/local/opt/llvm/bin/lldb) があった。最近 neovim のコードを読むことにハマってるので久しぶりにデバッグするしようとしたら次のエラーメッセージが表示された。

$ lldb -p $(pgrep nvim)
(lldb) process attach --pid 35912
error: attach failed: unable to locate debugserver

今まで xcode をインストールした状態でデバッグを行ってたので、このケースに初めて遭遇した。debugserver がないとのこと。検索すると command line tools をインストールしてるなら /Library/Developer/CommandLineTools/Library/PrivateFrameworks/LLDB.framework/Versions/A/Resources/debugserver に存在するという情報を入手した。(確かにあった)

それで今度はこの debugserver を lldb に認識して貰う必要があるが、検索してもなかなかヒットせずかなり困った。

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