アルパカ三銃士

〜アルパカに酔いしれる獣たちへ捧げる〜

関係者じゃないけど、沖縄複雑系研究会へ参加してきた

今日朝っぱらから、辺野古にある沖縄工業高等専門学校へ向かった。
非常に天気が良く遊びに行くのであれば最高なシチュエーションだったんだろうなと思った。 f:id:codehex:20170921000950j:plain

そしてこれが沖縄高専である。 f:id:codehex:20170921001007j:plain f:id:codehex:20170921001016j:plain

内容

沖縄複雑系研究会というのは琉球大学複雑系機械学習関連の)研究室と沖縄高専複雑系の研究を行っている方々で集まって、それぞれ自分の研究内容をポスターセッションの形で発表し、質疑応答や疑問に思ったことをベースに発表者と議論を展開させて、フィードバックを得るようなイベントである。

ちなみに僕の研究は全く関係なかったが、個人的にこの分野に興味がある方なので、参加させてもらった。

参加した感想

それぞれの発表を見ていて、高専生の方が研究したい内容が本当にできるのかという簡単な実験結果を示すことができていたような感じがした。そのおかげもあってか、個人的に質問しやすかったし、先生方からのフィードバックを沢山もらえていた気がした。

しかし、大学の同期らも面白そうな研究をやろうとしていることがバンバン伝わってきたので、質問しがいがあって良かった。

今回僕は聞き役に徹底していたため、今後使えそうな得られた知見のリストアップを行っていく。(何か間違いがあった場合、遠慮なく教えてください!!)

レーベンシュタイン距離

レーベンシュタイン距離 - Wikipedia

Twitter 上にあるリプライがくそリプかどうかを判定するために、SVM を用いて判定しているが、その対象のツイートと事前に用意したくそリプであるだろう辞書を組み合わせて使うとより正確になるだろうというポスターセッションから得られた知見。

このアルゴリズムが 1 文字の挿入・削除・置換によって、一方の文字列をもう一方の文字列に変形するのに必要な手順の最小回数(どれくらい編集すると対象の文字列になるかを図るための距離)として定義されることを学ぶことができた。 実際にどのように実装するかまでは理解ができなかったため、近いうち Go で挑戦してみようと思う。

FFNN と RNN の違い

学習による欺き行動の獲得というポスターセッションで語られていたもの。 FFNNフィードフォワードニューラルネットワーク)がバックプロパゲーションが利用されないため、出力をも入力へ利用する RNN とは対称的な存在であることも学べた。

「以心伝心における多義性と文脈の役割 〜言語シミュレーションによる考察〜」

これは「発話解釈における話題推測の役割」というポスターセッションの中で出てきた先行研究の論文
ある会話を行っている時の話題をどのように聞き手は話し手から予測できるのかと言った言語ゲームを基に行った実験結果からの考察が書かれている。

個人的に会話関係の自然言語処理分野に最も興味があるので、これについての内容理解を深めていきたいと思った。

OpenAI Universe

blog.openai.com

これはブラウザ操作を AI にさせようとするプロジェクトで、ある操作単位での学習、テストを行うための benchmark (Mini World Of Bits)も存在する。